3回体験レッスンとバイオリンをはじめようと思ったきっかけ。
こんにちは
かをるです。
九州では先日の大雨からの台風だそうですが、同じ空とは思えない晴れと暑さの1日でした。
わたしが転勤前に利用していた通勤ルートが水浸し?通行禁止と聞いて。向こうのみんな何もないといいな…。
バイオリン
さて。
わたしはバイオリン🎻が好きです。
前回のはじめましての記事でバイオリンを興味のあるトピックで書いていますが、実は社会人になってからの自己紹介で「バイオリン🎻今年こそやります習います!」詐欺を昨年かましまして…。今年もこのままだとまたやります詐欺になってしまう…。
そう思って、今日、思い切って仕事帰りに前々から気になってたオフィス付近の楽器屋さんに飛び込みで話を聞いてきました。
ちょうど今、3回5400円の体験レッスンをされているということで…これはラッキー!と予約を。
時間帯や曜日が微妙なので、続けるかどうかは不明ですが、まずは3回行ってみようと思います。
受付の方に「どれくらいの経験ですか?」って聞かれて「経験者です」というのも申し訳ないくらいでしたので「触ったことがあるくらいで、〇〇が弾けるとかはないです。」ってお伝えしました。
実際ここ4年くらい触ってすらないですし…
会社で楽器弾ける人(ギターとかベースとかピアノとか)多いみたいなので、上手くなってきたらサイレントバイオリンとか買ってセッションしてみたいです。情熱大陸とかならよさそう?
3回体験レッスン申し込んだよ!って内容はここまでなのですが、これだけだと内容が薄すぎるかな…
せっかくなので、そもそもバイオリンをはじめようと思った記録を書き散らしておきます。
…これ見て会社の人だれかバイオリンはじめないかなぁ。楽器は一人で弾くより誰かとやった方がずっとずっと楽しいと思うから。
はじめてバイオリンを鳴らすまで。
バイオリンは、幼少から憧れの楽器のひとつです。(幼少の頃はおジャ魔女どれみのおんぷちゃんの影響でフルートが吹きたいなと思ってました。)
小さい頃、バイオリンに限らずなにかの楽器を習いたかったのですが(自分は覚えてないのですが、太鼓をやりたいって言ってたみたいです。)
母が短大でピアノを専攻していこともあり、音楽の世界はとにかくやれ発表会やれノルマやれお中元お歳暮でお金はかかるわ、人間関係が面倒くさいわで非常に苦労していたようで…。楽器を習うのは禁止でした。
普通でいいのよ。普通が幸せなのよ。
それが母の口癖でした。
それでも、どうしても弾きたい!と思ったのは高1の夏休み。
作業用BGMとして、誰かがまとめてくれたゲームBGM集的なものを聴きながら、図書館で数学の宿題に勤しんでいました。そこで流れた「trusty bell ショパンの夢」というゲームのBGMがビビっときて……数学が…手につかない。
…数学もそこそこに、バイオリンの本を借りて返ったのを覚えてます。
しかし借りてきた本を見たり、グーグル先生に聞いても…やはりバイオリンの独学は厳しそうで…。
けど…どうしてもやりたい!!!!!!
とりあえず「レッスン代はバイトして自分で稼ぐからやりたい!」と改めて母に相談してみると「バイオリンじゃないとダメなの?フルートならあるかも」と、母が副科でやってたフルートを打診され。
あっこれなら楽器買うお金浮くやん!フルートもフルートで憧れてたし、まぁいっかーと思って「フルートやる!」と伝えて一週間。
「ごめん、おばあちゃん家になかった。引っ越しの時間違えて処分しちゃったのかなぁ…。」
うん。とてもぬかよろこび!!!!
運がないし、諦めようかなぁと思ってはいたんですが、勉強中についつい聴いてしまう作業用BGM。なんならいろんな人の演奏をYouTubeで聴いて、今まで興味のかけらも示さなかったクラシックを聴いて。
あの甘い響き。音色。魂を揺さぶる感じの切ない音!で、完全に中毒。
困ったことに勉強が手につかない!!!
わたしは高専というモロ理系の学校に進んだのですが(実は未だに割り勘の計算も危ういくらい数学苦手)理系オバケたちをかいくぐり学年一桁をとりたいという野望がありました。
勉強できないのは死活問題です。
もういい!!!バイオリン買おう!!!!
レッスンを習いに行くあてもなかったですが、とりあえずチャリを飛ばし、田舎の距離の一駅分先(徒歩1時間)に唯一ある楽器屋さんに行きました。
「一番安いバイオリンが欲しいんですが…」
「わかりました。取り寄せになるんだけれど…小物、松ヤニ、肩当ては持ってる?」
まつやに、かたあて…?
そう。バイオリンは本体と弓だけじゃダメで、弓に塗って弦を引っ掛ける松ヤニや、肩当て、ほかには必要あればアジャスターやケースが必要でした。(肩当てなくても上手い人は弾けますが、わたしみたいなのはまず難しいです。)
…というわけで初心者セットを一式注文!
お年玉と月のお小遣いを地味に溜めていたのですが、それで買いました。
お店の人がわたしの話聞いて、いい先生見つかるといいねって言ってくださって、そして会計の時に肩当てを応援ねってサービスしてくれたのとても嬉しかったです。
いよいよ鳴らしてみる
注文から一週間ほど。届いたバイオリンを受け取り、はやる気持ちを抑えながら家に帰って見よう見まねで整えて弾いてみるも…音が出ないというか音ですらない。
駒?立てたやん(立てたと言わない
弦?はったやん(はったと言わない
松ヤニ?塗ったやん(たりない
漫画のしずかちゃんは決して誇張表現ではないと思いました…。
結局、しばらくはお蔵入りで、秋から都会にある教室のバイオリンのレッスンに通い始めることにしました。
先生にセットアップしてもらって初めて音が出せるようになりました。あの時は本当に感動でした…。こんな綺麗な音が出るんだ!って。
ゲームのBGMも素敵。クラシックも素敵。けど、生で、音が震えてても自分で鳴らして自分の耳元で響く音は本当に本当に素敵でした。
なんで今、わたしは弾けないのか
この強い情熱を持ったまま練習していればよかったんですが、この後わたしはモノの考え方をすっごい拗らせてしまったJKになり…バイオリンの練習どころか学校も保健室登校、人生の全てに対して無気力になり1年半くらい過ごします…。
そんな無気力状態から、またいろんなこと頑張ろうって思えるようになったきっかけがあり、そしてそこからいろんな出会いや経験があって、今ではお陰さまでなんとか社会人二年生をやっています。
あの当時の自分勿体無かったなぁ、戻れたらと思うこともありますが、あの時の自分があったから、いま折れずに無気力にならずに生活できてるのかなって思って。
今度は一度にガーーッと頑張ろうとするんじゃなくて、細く長く続けていきたいなっておもいます。