DevFest Women Tokyo 2019に参加しました。そしてわたしが考えたこと。
はじめに
こんにちは、かをるです。今日はDevFest Woman Tokyo 2019に参加しました。
目次
自己紹介
袖振り合うも多生他生の縁といいますし、どこかでまたお会いできたりしたときに、 ブログ読んだよーって縁が繋がったらいいなと思うので、私のことを簡単に紹介をさせてください。
- Webセキュリティエンジニアとして頑張っています。
- (この仕事を選んだきっかけ https://www.jnsa.org/jnsapress/vol46/2_kikou-2.pdf)
- 勉強会の企画運営に携わっています。(卒業学科も後援のひとつです。)
- さいきんの頑張ったこと
- 外部で講師をさせていただきました(http://kaworu-san.hatenablog.com/entry/2019/09/18/093506)。
- 大人から始め細々と続けているバイオリン、ついに3rdポジションの練習に入りました🎻
- これからとくに頑張りたいこと
- ????
カンファレンス概要
さて、DevFest Woman Tokyo 2019のイベント概要以下の通りです。(公式Webページより引用しました。) www.devfest-women.com
DevFest Women Tokyoは、Diversity(多様性)とInclusion(認知と尊重)を強調したテクノロジーカンファレンスです。 エンジニア、デザイナー、ディレクター、プロダクトマネージャーなど様々な職種の方にとって、自分のなりたい像がみつかったり、自分の知っていることやできることを増やして明日からの自信につなげるイベントを目指しています。
わたしが考えたこと結論
後述する講演を聞いていてふと考えたのですが、 私個人として考えたこと(学び)は「登壇者の方はみなさんvisionやmissionを明確に言葉にできている」でした。
そしてカンファレンス自体は、小規模であっても勉強会の企画運営に携わるものとして真似したい工夫がたくさんありました。 (カンファレンスのオープニングでは企画の方々の想いなどが聞けたことが特に嬉しかったです。)
参加のきっかけ
SNSの情報をみて「Diversity」 &「inclusion」に 学生時代に女子学生のキャリアを考える活動をしていたこともあり、「Diversity」については馴染みがある言葉でした。一方で「Inclusion」についてはイベント概要をみて初めて知り、何だろう?と興味をもってタイムテーブルをみて、これは!と思い、即チケットを購入しました。 とても楽しみにしていて終日参加予定だったのですが、先の台風19号ではずせない用事がリスケになり重なったので、15時ごろそっと会場を後にしています。(会場を後にした後はTwitterのハッシュタグを追いかけていました。)
参加詳細
オープニング
特にわたしの印象に残ったものは、やはり「なぜやるのか」。
写真をとりましたのでスライド文字起こししたもを引用します。(絵文字は省略)
テクノロジー業界で働き活躍する女性アイデンティティの方は年々増えてきていますが、 各社に散らばっているため存在感があまり大きくありません。
そのため、自分の身近で相談できたり参考にしたいと思える人が見つからず、一人で悩んだり、 社内外で心無い言葉やハラスメントを受けてしまったりしています。 そんな現状を解決すべく、 Woman Techmakers Tokyoでは女性アイデンティティの方のvisibility向上 を支援します。各社に存在している女性アイデンティティの方が集まり、お互いの悩みや目標を共有 する場を提供します
今日一日の様々なコンテンツを通して、皆さんの悩みや疑問が一歩改善されることを期待します。 そして、これだけの方があつまったパワーを世の中に知らせ、存在感を向上させましょう
メッセージ性がとてもあり、また、自分の心のうちを言われているようでもありました。 そして、私と同じような不安や悩みを抱えてる人がいて、私はくよくよ自分で悩むだけでしたが それらをどうにかしようとアクションを起こされたことに心から尊敬をします。
Keynote 私の行動宣言 #BeEqual
IBM Sr. Developer Advocate 戸倉彩さんの基調講演でした。講演概要を公式Webページから引用します。
女性活躍推進法の施行から約4年。職場におけるジェンダーやフェミニズムの平等を求める動きは社会現象となっています。給料や待遇の格差に関するメディア報道にはじまり、管理職に女性を登用する動きも強まっています。しかし、国内のIT業界では未だに女性エンジニアの比率はさほど変化しておらず、依然として男女間の格差が大きいことがうかがえます。今回は、私自身の経験談を交えながら、皆さんと一緒に「ダイバーシティ&インクルージョン」について考え、今後、女性を取り巻く未来の環境の変化に備えるためにできることについてご紹介いたします。
自然災害、SDGs、キャリアの歴史、戸倉さんご自身のキャリアについて、DevRel…。そして今回のテーマでもある「ダイバーシティ&インクルージョン」。
私が参加するきっかけになったこの用語ですが、講演終盤に 「ダイバーシティ&インクルージョン」
特別扱いではなく、平等に新たなことに挑戦できる場で、 共に支えあいながら自分らしく生きること。 とお話され、私にとってはすとんと納得できるものでした。
私はボキャブラリーが貧弱なのですが、なぜかその瞬間「自然体」という言葉が思い浮かびました。 私にとっての「自然体」、当たり前のこととしてできる状態になればいいなぁという願望かもしれません。
私にとっての「自然体」が「ダイバーシティ&インクルージョン」なものとなるよう、行動宣言をしてみようと思います。
ちなみに、とても心惹かれたTipsは「ジャグリング型時間術」! やらなきゃいけないことたくさんあるので、くるくる回してみようとおもいます!
特別ゲスト講演 "女性ならではの"って何? 生理と女性の社会進出の歴史
株式会社ウツワ代表取締役/起業家 ハヤカワ五味さんによる講演でした。講演概要を公式Webページから引用します。
エンジニアやデザイナーなど、ものづくりの仕事をしていると「女性ならではの感性で〜」と言われることもあると思います。でも、「女性ならでは」って何?なぜ、女性というだけで「女性ならでは」を求められなければいけないのだろうか、なぜそのような価値観があるのか。今までの女性の社会進出の歴史と生理について紐解いていきます。
ハヤカワ五味さんは「全ての選択肢が並存する社会」というvisionを持ち、それを達成するためのmissionを明確にお話されていました。 また、それらが反映されたプロダクトや考え方についてのお話でした。
わたしが特に印象に残ったのは「優遇されたいのではなく実質的平等が与えられたい」という言葉です。
わたしは学生時代に女性のキャリアを考える活動のお手伝いや、女子学生の支援イベントなどのお手伝いなどをしていました。 時折「女子ばっかり優遇されている」と言葉をかけられることがありました。 このときは、必要性や男子学生へのフォローなども考えて丁寧に案を出すようにしていたのですが 「優遇されたいわけではない、実質的平等が与えられたい」この端的でわかりやすい一言が言えたらどれだけよかっただろうと思いました。
そして想いを言葉で表現できることについてAsk the speakerで聞いてみました(後述です)。
ちなみに、当時わたしは「実質的平等」という言葉を知らなかったため、伝えていたのは「オストメイトのお手洗い」という比喩です。 オストメイトを必要とする人たちはオストメイトが利用できるお手洗いがたくさんあった方が便利・安心。 必要としない人にとっても、広く清潔なお手洗いは利用していて心地が良いと思う。(そんなかんじの支援イベントがしたいということ)
最後に、色々と相談に乗ってくださる方が職場にいるのですが、その方が一番楽しみにされていたセッションでもありました。 残念ながら、お子さんの都合で間に合うか間に合わないかギリギリ…ということで 途中参加でも話が楽しめるようにDMでリアルタイムで言葉を中継をしながら聴講していました。 大変だったですけれど自分用のメモにもなって重宝します。PC今日は持って行ってないのでフリック入力で頑張りました。
ランチセッション
おいしそうなランチボックスを受け取り、ランダムに指定されるテーブル番号に着席して過ごしました。 自己紹介タイムやコミュニケーション促進のためのクロスワードがあり、とても楽しく過ごせました。 設問のlim x→∞ sinx/x とかあってびっくりしました、懐かしい…
そしてランチ後の休憩タイムでは、先ほどのセッションの話を受けて、様々な話題の後に「生理」のトピックへ。 それはどういうことなの?と真剣にみんなでお話をしました。 性別関係なくオープンな場で、そういったお話が自然にできたということだけでも、このカンファレンスのインパクトは大きかったと思います。
Ask the speaker
どうしようどうしよう迷惑ではなかろうかと…5分ほど悶々としましたが こんな機会はなかなかない!とハヤカワ五味さんのAsk the speakerのコーナーを尋ねました。 私が聞いたのは2点シェアします。(質問、回答ともに原文ではなく表現を省略しています。とても丁寧に対応してくださいました!)
Q1:明確に言葉にされていてすごいとおもった。難しくないですか?
A1:書く練習をたくさんしています。
Q2:セキュリティエンジニアのポジションはありますか?
A2:いまは募集してないです、フロントとバックエンド大募集中!
でした。ありがとうございました!
登壇されてお話されるような方はそこだけみるととてもスマートに見えますが、きっと「書く練習をたくさんしています」ということで、きっとたくさん練ったものなんだぁと伝わりました。
振り返ると、わたしも講師をさせていただいたときははじめてというのもあって、準備80時間とか100時間かかっていたの思い出します。
わたしも沢山練習して(慣れてきたら器用にもなりたいですが)、これからもよいインプットとアウトプットしていきたい、心がけたいと改めて実感しました。
対応いただいてありがとうございました!
初経験!? 託児所の利用
そして会社の方とついに遭遇!会社のSlackのDMを利用してセッションリアルタイム中継をずっとしてましたが、お子さんの都合などもあり、やはり午前のセッションには間に合わず残念とのことでした。
…あれ…お子さんめっちゃ大きくなってる!!!
実は一度会社に連れてこられた時に抱っこをさせていただきました(赤ちゃんの方からわたしの方に来てくれたのちょっと嬉しかった)
あんなにちっちゃかった赤ちゃんが、もう「あち!」「こっち」「あっち〜😭」すごい!
そして保護者って大変ですね、目も手も話せない!エスカレーターとか行こうとするし…怪我なくてよかった!
というわけで、わたしもベビーカーを押すだけですがちょっとだけ同行してみました。
託児ブースがあることは本当に保護者の方のカンファレンス参加のハードルが下がるな、いいなって思いました
スポンサーブース
ランチセッションで案内があり、せっかくだからブースはじっくり回りたいなーとお邪魔させていただいていたのですが のんびりすぎて2つしかたどり着けなかったです、時間配分〜…
ですがじっくりお話をさせていただいてありがとうございました!
session1-1 起業も結婚も出産も。女性のライフイベントをポジティブな力に変えながら、自分らしく働く方法
SHE株式会社 Co-founder/CCO 福田恵里さんによるセッションでした。講演概要を公式Webページから引用します。
仕事か、家庭か。女性にとってこの二元論で考えられることがまだまだ多い世の中。出産を期に仕事を辞める女性は、働く女性の47%にも及ぶんです。 しかし、本当に女性が自分のキャリア諦める必要はあるのでしょうか。今の時代は、女性にとって非常に追い風だと思っています。場所や時間を選ばずに、働ける手段がこんなにも溢れているのだから。 あとは自分自身が、自分らしい働き方を見つけ、それに向けてアクションをするだけ。 このスピーチでは、私個人が実際に経験した、女性のライフイベントをポジティブな力に変えながら、自分らしく働く方法についてお話させていただきます。
わたしが特に印象に残った、というより強い共感を覚えたのは「自分に正直に行動しよう、直感は大事」という言葉です。
過去の自分を振り返って、前向きな気持ちで始めたことや「いいじゃん」って始めたことは 多少大変であっても結構なんだかんだ楽しんでいますし、やりがい持って続いてます。 ところが、理性というか打算で始めたはことって大概うまくいかないというか。 これやっておけば評価あがるかな?みたいなのは私は絶対失敗するので、最近はアレ?っておもったらちょっと要相談するようにしています。 本心と行動が伴っている方が私も安心します…
また「個人名で生きる術を身につけよう」。改めて意識してみたいなと思いました。
そして…冒頭の自己紹介の話題に戻ってこの記事をcloseしようとおもいます。
おわりに・・・「????」?
自己紹介でこの仕事を選んだきっかけ https://www.jnsa.org/jnsapress/vol46/2_kikou-2.pdfに詳細ありますが、 ざっくり言うと私は世の中の当たり前は尊くて、そんな当たり前を守りたいと思い情報の分野を目指しました。
一方で、いろいろ考えたり思うことがあり、最近私は何がしたいんだろう?とよく考えるようになりました。 そんななか今回の私個人として考えたこと(学び)は「登壇者の方はみなさんvisionやmissionを明確に言葉にできている」。
まだまだvisionやmissionは明確に言葉にはできませんが、今の状態を????と記すだけでも一歩かなとおもい、一歩踏み出してみました。
- これからとくに頑張りたいこと
- ????
私のvisionを明確に言葉にできたらいいなと思います。
さいごに・・・勢いで書き上げたのでちょこちょこ誤字脱字や言い回しは修正していこうと思います! 早く運営の方へ感謝の気持ちを込めて、まずは記事をアップロードします。 運営の皆様素敵な機会をありがとうございました!
修正履歴 * 2019/10/15 目次が反映されていなかったので、反映しました。